わたしたちの想い

納得のいく豆腐をつくりたい

とうふは、中国から1400年前に仏教と供に伝播され、日本の風土に合った形で独特の製法(生絞りから煮取り法へ)や食べ方(加熱調理から生食へ)が形成しました。

第2次世界大戦中にがりが、軍の統制品になったこともあり戦後すまし粉へ急速に取って代りました。また、昭和40年代、大豆も自由化により輸入品が多数を占めるようになりました。ですから戦前のお豆腐の味を知っている人が高齢で他界しており「昔のお豆腐はおいしかった。」という言葉も今ではあまり聞かなくなってしまいました。

私たちは、ほんの50数年で伝統的なとうふが多くの人の知らないうちに変わってしまうこと(お豆腐やさんでさえ、にがり豆腐を知らないことがある!)に対して危機感を感じ、国産大豆にがり寄せの豆腐を継承しなければと言う思いで10数年前から活動を始めました。その時思ったのが、国内農業で大豆の位置付けを明確にし生産量を上げることです。ただ単に増産するのではなく高品質なものをつくり、栽培記録を明確にし消費者に納得がいく説明ができなければならないと考えます。

少しづつパートナーを見つけ納得のいく関係を作ったのが今の生産者の方々です。昨年度からは、全ての大豆を国産化にし、「遺伝子組み替えのないもの100%」を実現しました。あたりまえですが、公的機関の抜き打ち検査でも100%混入なしでした。

子どもたちに安全なものを

20数年前、私の子どもが生まれたことを機に、子どもたちに食べさせたいものを作ろうと考えたのが国産大豆、天然にがりの豆腐でした。ですから、私たちが納入している高浜全部と刈谷の一部の学校給食は採算を度外視して国産100%のものを納入しています。

こだわって物を作りいろいろと勉強をし、知れば知るほど農業のことや環境のことを考えさせられます。3年前に豆腐工場を造ったときも排ガスの低NOX化や汚水処理、コージェネレーション等を導入しました。NONGMO問題もいち早く反対の意思表明をし、対象にならない揚げ油も組換えのない菜種を圧搾のみの製法のものを特注したほどです。これらもすべて、未来を担う子どもたちのために今私たちができることはなにかと考えた結果です。また、本物の豆腐を知ってもらおうと5年程前から小学校でボランティアで豆腐作りを行っています。

社内では、「いしかわ」のものならば何を食べても安全といわれるように原料、包装資材、等について自主基準を設けています。 我々が地域社会に貢献できることは、美味しくて、安全で安心でコストパーフォーマンスの高いものをつくり続け、消費者の皆様が喜んで買ってくださるものをこれからも提供し続けることだと思います。

日本の農業を応援

生産者から消費者を結ぶ実需者の立場で国内産の大豆や小麦などをせっせと使い、生産者の「どうぞ」と消費者の「ありがとう」を交換します。